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完全非接触型サービスを「配膳ロボット」が実現! 人とロボットが協業する時代へ

好きな時に好きな店で、好きなものを自由に食べる―――現代人のささやかな日常の楽しみが、今、新型コロナによって危ぶまれています。飲食店はさまざまなアイデアやツールで、この難局を乗り越えようとしていることでしょう。中でも注目したいのが、非接触型サービスのひとつである「配膳ロボット」です。さまざまな世界的大手企業が新商品開発を進めており、日経トレンディ『2021年ヒット予測ランキング』では8位に選ばれています。


一般的な配膳ロボットの役割は、料理をお客さまが座っている席まで届けることです。その前後には次のような動作があります。

1 来店したお客さまがテーブルに設置されているタブレットで料理を注文。

2 店舗スタッフが注文内容を確認。

3 調理した料理をロボットのトレーに乗せ、タッチパネルなどで移動を指示する。

4 ロボットが料理を席まで運ぶ。

5 料理をお客さまが無事に受け取れば、センサーなどが反応し、ロボットは厨房へ自動で戻ってくる。


配膳ロボットはホールスタッフが行っている一連の動きを補ってくれるため、これまでは労働力の軽減を目的に導入されていました。しかし現在は、利便性に加えて、「非接触」が新たなメリットとなり、導入を検討する店舗が増えています。


小回りの効く動きと月額制
小規模飲食店でも導入しやすい


先日この分野で大きく話題にのぼったのが、ソフトバンクロボティクスが米Bear Roboticsと共同で開発した配膳ロボット「Servi(サービィ)」です。配膳ロボットの懸念材料として、人の動きと比べると小回りが効きにくいことがあがっていますが、Serviは3つの3DカメラとAIの最新技術などを搭載していて、あらかじめ店舗内のテーブル配置などを“地図”として記憶できるため、障害物を避けながらスムーズな移動が可能。60cm程度の狭さでも通り抜けができるそうです。また、コストも大きな懸念材料ですが、月額レンタル制であるため、大規模な店舗でなくてもトライアルしやすいかもしれません。もちろん配膳能力は折り紙付き!1日約300回、走行距離にすると約8kmにも達するそうで、その生産性は計り知れません。


■配膳ロボット Servi(サービィ) ソフトバンクロボティクス

https://www.softbankrobotics.com/jp/product/servi/


双方向のコミュニュケーションが可能?!
笑顔を誘うネコ型配膳ロボット


単純な配膳作業で終わらず、お客さまがホールスタッフに求める愛想やコミュニュケーションまで補ってくれそうなのが、中国の大手ロボットメーカー「Pudu Robotics」が開発したネコ型配膳ロボット「BellaBot」です。BellaBotは表面に設置されたパネル画像に子猫の可愛らしい表情を映し出します。ちょっとした会話にも反応するので、料理を受け取ったお客さまはつい「ありがとう」と声をかけ笑顔になってしまいそうです。子どもを連れたファミリー層にもウケが良いのは間違いありません。中国ではレストランだけでなく、病院などでも大活躍しているそうです。


■ネコ型配膳ロボットBellaBot 日本での取り扱いRoundyedge株式会社

https://roundyedge.co.jp/bella-bot


未来では配達もロボットに
飲食店に欠かせない存在へ

アメリカでは配膳ロボットの進化版ともいえる三輪の配達ロボットの実証実験が行われています。こちらはアプリと連携していて、人を介さずに、注文した料理をロボットが店舗から自宅までデリバリーしてくれます。利便性が高く、店舗側とお客さま側ともに満足度は上昇中とのことです。


飲食店がロボットと協業すると、スタッフには身体的、時間的余裕が生まれます。人にしかできないサービスに集中できるようになるため全体的なサービスの向上にもつながっていくはずです。また、日本では40年後の労働人口が、現在よりも4割減少すると予測されており、飲食店が労働力をどう確保していくかは死活問題。看板娘ならぬ優秀な看板ロボットが必要となる時代はすぐそこ!なのかもしれません。



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