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2022年、テイクアウトは「0.7食」へ! ちょっと少なめの需要増

昨年から広まりはじめた「0.7食」。今、一食の量を控えめにする人が増えていることをご存じですか?テイクアウトやデリバリーメニューとしても売上戦略のひとつになっていきそうです。


1食より軽い「0.7食」

コロナ禍で活動量が減ったと感じている人が増えています。そこで注目されているのが、一食の量を抑える「0.7食」です。

「0.7食」がトレンドになっている理由は主に2つあるようです。ひとつは「健康のための0.7食」です。日本では昔から「腹八分に医者要らず」といわれおり、さまざまな研究から、腹八分や腹七分程度、つまり一定のカロリー制限が生活習慣病を予防したり、健康寿命を延ばしたりすることが明らかになっています。活動量が減った分、カロリー摂取を抑えようという人たちが0.7食を好んでいるのです。ただし、量を減らしただけでは「0.7食」と呼べません。美味しいことに加え、満足感が高い、栄養バランスが良いことが特徴。ひと手間加えた「弁当」や「食べるスープ」などが一例です。

そしてもう一つは「ごほうび0.7食」です。コロナ太りを気にして食事にスイーツをプラスすることや、おやつを食べることをやめる人ができています。とはいえ、スイーツを食べないのではありません。食べ応えのあるスイーツ系のメニューを1食に置き換える人が増えています。例えば「マリトッツォ」や「フルーツ大福」「フルーツサンド」「台湾カステラ」などを食事代わりにするのが「ごほうび0.7食」と言えます。健康を意識する一方で、スイーツ類はたっぷりと楽しむというのは、少なからずストレスがあるコロナ禍ならではのトレンドと言えるでしょう。


コンビニにも「0.7食」が続々

コンビニエンスストアでは、「0.7食」の弁当販売がすでにはじまっています。

ローソンでは、容量が通常商品の7〜8割程度チルド弁当や調理麺を「ちょいシリーズ」として20年11月から販売。「購入者の中心は30~40代で、約7割が女性。昼と夕夜間に主に揚げ物、サラダ、デザートと一緒に買い合わせるケースが多い」傾向がでているそうです。

セブンイレブンは茶碗一膳分(約150g)のご飯に具材を載せた小容量の弁当「一膳ごはん」シリーズを21年5月から販売しています。3月のテスト販売では、今まであまりコンビニエンスストアで弁当を購入していなかった女性客が増加。サラダや惣菜をはじめ、さまざまな商品と一緒に購入する傾向が強かったそうです。「外食を控えて自宅で食事をとる際にはビュッフェのように複数の味わいを楽しみたいのではないか」と同社では分析しています。


テイクアウト・デリバリーにも「0.7食」を

この2年間で多くの飲食店がテイクアウト・デリバリーに参入しました。競合が増える中、売上を上げていくには「0.7食」がカギになりそうです。


【健康を重視した0.7食】

弁当や丼ものをメインしているお店は、炭水化物を減らし、野菜等でバランスをアップするのがおすすめ。コンビニエンスストアの購買傾向からわかるように、+αを購入する傾向があるため、副菜も充実させると、単価アップが狙えそうです。

【「食べたいけど買えない」メニューを0.7食に】

ボリューミーなメニュー多い「かつや」では、21年6月にテイクアウト限定で「ニブンノニショクドン」の販売を開始しました。これは、弁当の量が通常の約半分になっていて、1/2のサイズの弁当を2つ選んで買えるというもの。「かつやの商品は美味しそうだけど、普通サイズでも量が多く、食べきれない」と購入を控える傾向にあった女性や年配の方からの需要に早速つながっているそうです。揚げ物やスタミナ系メニューこそ、0.7食にすることで新たな客層の獲得が期待できます。

【スイーツ系はサイズアップ!】

スイーツを「食事の“おまけ”に買ってもらい、単価アップをする」という位置づけにしているお店は多いはずです。話題のスイーツやオリジナルスイーツを扱っている場合、サイズアップしたり、ボリューム感を出したりし、軽食に近づけて売り出すことも検討してみましょう。スイーツはSNSとの相性がいいため、拡散効果も得られそうです。


お客さんの要望に応え、少量のメニューをすでに提供しているお店もあるでしょう。訴求効果を高めるために「0.7食」というキーワードを活用してみてはいかがでしょうか?

また、テイクアウトやデリバリーでは、メニューはもちろんのこと、サービスの利便性が高いこともお客さまにとって重要です。注文から決済までスマホで済ませられる「モバイルオーダー」を取り入れるなどもして、差別化を図っていきましょう。

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