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今こそ地方が輝く時!魅力発見ご当地の味 福島県編

その土地ならでは『ご当地の味』はそこに住む人はもちろん、訪れる人にとっては旅行の目的のひとつになったり、離れている人は故郷を思い出せたりと魅力的なものです。各都道府県の特産物や郷土料理、ご当地グルメなどをご紹介していきます。

今回は【福島県編】です!


旨味と弾力が自慢の「川俣シャモ」

福島県は日本で三番目に広い面積を有します。南北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈によって3つの地域にわけられていて、気象条件や文化、風土がそれぞれ異なるのが大きな特徴です。

阿武隈高地周辺の丘陵地帯は県内でも屈指の畜産地帯。そこでつくられている畜産ブランドのひとつが「川俣シャモ」です。

川俣シャモとは、平飼開放鶏舎でのびのびと育てられている地鶏。「川俣町を訪れる方々に田舎ならではの最高の食材で心と身体を養って欲しい」という思いから研究開発がスタートし、15年後の1998年に現在の川俣シャモが誕生しました。以来、種鶏管理、孵化、育雛・肥育から出荷まで、川俣町内での一元管理が徹底されています。

特長は、噛むと口の中にひろがる鶏本来の旨味と適度な弾力がある肉質。はじめて食べた人の中には「こんなにも普段食べている地鶏と違うのか」と驚く人もいるのだとか。また、焼く、煮る、蒸す、炒める、揚げる、どんな調理法とも相性は抜群。プロからの評価は高く、ミシュランガイドに掲載されているレストランでも採用されているそうです。

ブランド化に成功した今でも品質向上への取り組みは続けられています。2020年には、農産物の安全性などを管理するGAPの国内認証「JGAP」を肉用鶏の団体認証として全国で初めて取得。改めて品質が評価されたことは販路の拡大につながると期待が高まります。


和製ブルーベリー「ナツハゼ」

福島県は桃やりんご、ナシなど多くの果物の産地です。中でも「ナツハゼ」の生産量は日本一を誇ります。

ナツハゼとは、ブルーベリーに似た果実。10~11月に熟し、甘酸っぱく、野性味も感じられる味をしています。生食はもちろん、ジャムやジュース、果実酒、ドレッシングなどの加工品がつくられていて、県の特産品のひとつになっています。

そんなナツハゼはスーパーフードとして注目が高まっています。福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターは、ナツハゼには目の疲労回復などに効果があるとされるアントシアニンが一般的なベリー類の約6倍含まれていることを証明しました。複数の研究機関での成分分析や試験により、ナツハゼは他のベリー類と比べてポリフェノールを数倍含んでいることもわかっています。さらに農研機構は、ベリー類にはインフルエンザウイルスの予防効果が期待でき、特にナツハゼの効果が高く、加熱をしても効果が失われないことを発表しています。その機能性の高さから、ナツハゼは美容や健康に高い意識を持つ層からも支持される果物のひとつになっています。


「馬刺し」はニンニク辛子味噌で

会津で「刺身」といえば「馬刺し」。会津は熊本、長野と並ぶ日本三大馬刺しの地といわれています。

熊本の馬刺しは重種馬と呼ばれる1トンにもなる大型の品種で、サシの入った肉質をしているのに対し、会津の馬刺しは軽種馬と呼ばれる600キロ前後の小柄な品種で赤身。これをニンニク風味のピリッとした辛子味噌で食べるのが会津流です。

会津に馬肉を生で食べる習慣が根付いたのは昭和30年頃。巡業に来た人気プロレスラー・力道山が肉屋で馬肉を買い、持参した辛子味噌につけて食べたのがはじまりと言われています。

赤身ならではの肉の旨味とモチっとした食感、それらをグッと引き立てる辛子味噌との組み合わせはクセになります。辛子味噌はお店ごとに個性があるため、馬刺しを食べたり購入したりする場所を味噌の味で決める人は少なくないそうです。



東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年の節目に合わせ、昨年から福島県内のテレビ5局が共同キャンペーン「福島to2021―あれからと、これからと→」を展開しています。今年10月からは「福島の食」に着目し、農家、漁師、加工品業者などの食の担い手達を「食(しょく)リエーター」と名付け、県外に向けた情報発信も行われています。こうした情報も福島県の魅力的な食を教えてくれそうです。

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