
テイクアウトで売上UP!サービス導入に必要なことは?
テイクアウトは今や、飲食店を利用する選択肢のひとつになっています。テイクアウトサービスの導入は強い経営をしていくために欠かせなくなってきました。そこでテイクアウトサービスをはじめるために必要なことをまとめました。
1 許可や届け出を確認する
テイクアウトをはじめるにあたり、一番気になるのは「特別な許可や届出はいる?」ということでしょう。
現在店内で飲食の提供を行っているお店が、店内で提供しているものと同じ商品をテイクアウト商品にする場合、特に許可は必要ないケースがほとんどです。開業時に取得した「飲食店営業許可」の中にテイクアウト業務も含まれているためです。ただし地域によっては届出が必要なので管轄の保健所に確認をしてください。
注意しなければならないのは、現在提供していない商品をテイクアウトメニューにする場合です。改めて営業許可の取得が必要です。申請から取得までに2週間ほどかかることが多いため、計画的に申請しましょう。また、少しでも疑問や不安がある時は、自分で判断することは避け、管轄の保健所に問い合わせてください。
2 テイクアウト用の資材を準備する
せっかくサービスをはじめても、持ち運びに不具合があってはお客さまに支持されません。できる限り、プロ向けのテイクアウト用資材を準備しましょう。テイクアウト需要の高まりをうけ、高機能かつ低価格の商品が増えています。料理を一番よい状態で提供できるようになるのはもちろん、梱包にもこだわれば、店の雰囲気や思いをお客さまに伝えることもできます。
3 「モバイルオーダー」サービスを取り入れる
テイクアウトを利用するお客さまは、感染症対策や時短を求めていることがほとんどです。スマートフォンでセルフ注文や決済ができる「モバイルオーダー」はぜひ導入したいサービスです。
大手は、独自にシステムを開発してモバイルオーダーを導入していますが、現在、システムを提供する企業はいくつかあるため、中小規模の飲食店でも簡単に導入できます。また、モバイルオーダーを導入すると、スタッフの作業が効率化する、人手不足をカバーできるといったメリットも得られます。
4 テイクアウトをはじめたことを宣伝する
お気に入りのお店がテイクアウトサービスをはじめれば利用したいと思う方は多いでしょう。ですが、認知されなければ利用されません。
外せないのは店外のポップです。『テイクアウトできます』『テイクアウトはじめました』などわかりやすい言葉でアピールしましょう。
ご近所にはお知らせのチラシをポスティング。そこに限定のサービスをつけるなどの一工夫をすると来店を促せそうです。
ITでの宣伝もしましょう。例えば、無料ツールのGoogleマイビジネスでテイクアウトやデリバリーの登録をすると、近隣でテイクアウト・デリバリーを探している方へお店の情報や魅力を伝えることができます。すでにGoogleマイビジネスに登録している場合、管理画面から簡単に追加できます。
今後、店内飲食が全面解禁されたとしても、テイクアウト需要は大きいままだと見られています。経営の可能性を広げるために、テイクアウトサービスをはじめてみてはいかがでしょうか?