
飲食店がMEO対策したほうがいい理由とは?
近年、よく耳にするようになってきた「MEO」という言葉。
しかし、どういったものなのかまだ知らない方も多くいるでしょう。
今回は、MEOとは何かということをご説明し、そのメリット・デメリットをご紹介します。
MEOとは?
MEOとは、「マップエンジン最適化」の英語名「Map Engine Optimization」の頭文字を取った言葉略称です。
また「ローカルSEO」と呼ばれることもあり、店舗ビジネスや地域ビジネスにおいては、WEBマーケティング上で重要な施策となります。
Google検索に表示される検索結果で、ユーザーが特定ジャンルのキーワードを検索したときに、居住地や現在地などによって変わる「ローカル検索結果」のなかで、Googleマイビジネスの情報の上位表示をねらう最適化のことです。
「ローカル検索結果」は主に地域系キーワードで表示される検索結果のことを言います。たとえば、「地域+業種」で検索するとGoogle検索にローカル検索結果が表示されます。
(以下の赤枠「MEO」の部分)
Google検索で「地域+業種」のキーワードを入力したとき、上のような画面をみたことはないでしょうか。
こちらの画面が「ローカル検索結果」といい、ある地域の施設などを検索したときにあらわれるものになります。また、もし検索するときに地域名が入っていなくても、地域に特化した検索結果が出ることもあります。
MEO対策のメリットとは?
最近では特に、ローカル検索結果が、通常の検索結果よりも上に表示されるケースが増えており、ますます重要性が高まっていると言えます。
ほかにもMEO対策がのようなメリットがあるのか解説していきましょう。
■ 短期間で上位表示可能で費用がリーズナブル
MEOに利用するGoogleマイビジネスは、無料で利用することができます。そのため、時間と設定位方法やノウハウなどがあれば、コストを掛けることなく対策ができます。
SEO対策と違って、運用代行を頼む際も、MEO対策のほうがランニングコストも比較的リーズナブルなことが多いため、ネットが苦手であったり、忙しくてなかなか更新ができない場合も継続して、利用しやすいでしょう。
また、MEOは一週間程度から効果が表れるケースが多いため、費用対効果が高く集客に結びつきやすいと言えます。
■ 検索エンジンからユーザーの目に留まりやすい
MEOでは、上位表示を目指すキーワードの多くが「地域名+業種名」になります。
検索した際に地図情報が検索結果に表示され、上位3位まで店舗情報がピックアップ表示されます。この上位3位までの表示枠は、基本的に自然検索された結果よりも上部に表示されることになり、検索ユーザーは最初に表示された情報を目にすることが増えるため、自ずとクリック率が期待できると考えられるでしょう。
■ 来店率が高い見込み客に訴求することができる
ローカル検索のキーワードは、「地域+業種・サービス」など、今ユーザーが必要としている情報を検索しているため、来店確率の高いユーザーがほとんどです。
そのため、最新の店舗情報が記載されているお店ほど優良顧客の来店であったり、電話での問い合わせや予約などのアクションに繋がりやすく、集客の可能性が非常に高くなります。
また、Googleマップの機能でユーザーの現在地と店舗までの経路や到着予測時間が表示されるため、お店への誘導がしやすく、来店へ結びつけやすくなります。
■ 口コミからお店の知名度と信頼性を得られる
Googleマイビジネスの情報では、ユーザーは口コミ投稿やレビューをすることができ、お店は口コミ投稿などに返信コメントもすることが可能です。
こういった口コミや質問などで、ユーザーと交流することができるため、リアルな声がユーザーに届き、さらなるサービスの改善・向上にも活かすことができ、店舗の信頼性を獲得しながら集客に繋げられます。
MEO対策のデメリットは?
WEB集客では、大きなメリットを持っているMEO対策ですが、一方で少なからずデメリットも存在します。メリット・デメリット双方を把握した上で、取り組むことによってより良い効果につなげることができるでしょう。
■ 特定の地域がないものは効果が得にくい
MEOは、ローカル検索をした際に、特定の地域をターゲットとしたお店へと集客を結びつけるものに特化しています。
そのため、例えばキッチンカーやターゲット地域を持たない業種、オンラインショップのみのビジネス等にはMEO対策は向いていません。
■ ネガティブな口コミ投稿をもらう可能性がある
Googleマイビジネスでは、GoogleやGoogleマップを利用しているユーザーが口コミやレビューを投稿することができます。
MEO対策には、口コミやレビューをもらうことは店舗集客にとっては重要なことですが、同時にネガティブな口コミをもらってしまう可能性も存在します。
お店にとってマイナスとなることを避けるのは最優先ですが、Googleマイビジネスでは口コミ管理機能で、ユーザーからの意見に返信することができるため、そういった意見があった際はお店から真摯に対応することで、お店のサービス向上や接客態度をアピールすることもできます。
まとめ
MEO対策はWEB集客の中でもより早く効果を得やすく、コストパフォマンスもいいことから手軽に取り組むことが可能です。またローカル検索は、ユーザーの現在地から必要に応じた店舗を検索結果から探せる便利な機能だということです。
一方で、ユーザーは口コミやレビューなどから、より信頼が得られる情報を得ようとするため、ユーザーもリアルな情報を口コミやレビューで投稿する可能性があるため、MEO対策をおこない、信頼できる情報を保つことが集客率を上げ、お店を守ることにも繋がっていきます。
MEO対策では、減点をもらわないことも大事ですが、逆に良いサービスや美味しいお店だというポジティブな口コミが増えるようにMEOを上手に活用し、リアルタイムでユーザーにアプローチができるよう最新の情報を更新するなど、お店の良い部分をアピールしていくことが大事になるでしょう。