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チャンスは朝食に!飲食店の朝営業が好評


時短営業の打開策として、朝食営業への注目が高まっています。あらゆるジャンルの店舗があの手この手で朝食サービスをはじめています。そのユニークな手法は利用者から大変好評なようです。


朝のワンコインラーメン


喜多方ラーメンで知られる福島県喜多方市などでは定番の「朝ラー」こと「朝ラーメン」。今、全国に広がりつつあります。

「朝からガッツリと食べたい!」という若者層を中心に、『朝からラーメン』を推す、油そば専門店『ぶらぶら』が話題となっています。

同店は、東京都や神奈川県を中心に店舗を展開しているため、緊急事態宣言による時短営業の要請を受け、閉店時間を午後8時に繰り上げました。そして、午前11時からの開店時間を午前7時にして営業を開始しました。すると、朝の時間帯に一定の集客ができたため、当面の間、朝食営業を続けることを決めたそうです。

営業時間をただ早めただけでなく、午前7時から11時までは『朝から油そば』=『朝ぶら』としてキャンペーンを実施。通常は690円の油そばをワンコインの500円にし、さらに並盛から大盛まで同一価格での販売をしています。利用者にとって大変お得感があるサービスを朝の時間帯限定で実施することで集客に成功しているのです。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響が大きかった2店舗を閉鎖するなど厳しい経営状況の時期があったものの、『朝ぶら』の新規サービスやECサイトでの販売強化などの経営努力により前年の8割まで今年度の売上は回復しているとのことです。

朝食営業で成功する店の特徴のひとつは、通常営業と同じメニューを提供するのではなく、利用者が朝から通う理由を生み出す努力をしているところかもしれません。


居酒屋だからこそできる朝定食


居酒屋として営業を続けていた店舗が、夜の顔から爽やかな朝の顔へと変わり、成功を収めている例もあります。

 「大衆きたぎん!(東京都千代田区有楽町)」では、1月の緊急事態宣言を受け、営業時間を急遽、午前8時からに変更。8時~11時の時間帯で「5種の小鉢の朝定食」をはじめ、ワンコインの500円というリーズナブルな価格を設定しました。この朝定食は、朝ごはんに相応しい、きんぴらや、ほうれん草の胡麻和えなどの5種類のお惣菜小鉢に、ごはん、お味噌汁、サラダが付いた定食セット。ご飯はおかわり自由で、カツオ節でとった優しいお出汁でお茶漬けにすることも出来るそうです。

短い準備期間でも人気メニューをつくれたのは、メニューの多い居酒屋ならではの強みを活かしたためだと考えられます。また、お客さまにとって、馴染みのある場所が形態を変えて営業をしていると、興味が向かいやすいことも成功を後押ししている理由かもしれません。



朝外食へのニーズは想像以上に多い

コロナ禍においても「外食をしたい」欲求を持つ人たちは非常に多く、自粛ムードが長引けば長引くほどその欲求の強さは高まるばかりです。一方で、政府からアナウンスもあり、夜の外食は控える動きが続いています。そうした中で、込み合っていない店舗で外食ができる「朝外食」は、外食への欲求を満たすサービスになってきているようです。

 ぐるなびが2021年2月に行った「朝外食」の調査においても、

・“朝外食”をしている人は回答者の20.1%

・月に1回以上“朝外食”をするのは20代女性と30代・50代の男性が約30%とやや高い傾向

・“朝外食”をする人のうち、平日の“朝外食“が多いのは60代男性で40.5%、休日は20代男性で71.8%、40代女性は30.6%が平日休日両方で”朝外食”をする

・今後、“朝外食”をしたい人は34.8%

といった結果がでたとのことです。


朝食の時間帯の営業の成功のカギは、感染対策をして安心安全の提供に取り組むことを基本に、バーゲン価格の提示や、バランスの良いメニュー等で健康面を配慮するなど、顧客満足度を高める創意工夫だといえます。

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